どうしても、テスト後の振り返りと聞くと、自分の悪いところを反省するかのごとく、
- もっと英単語を覚えておけばよかった…
- 計算ミスが多くあったので、もっと見直しをすればよかった…
- 時間配分を間違ってしまった…
といった、マイナスの言葉ばかりが並んでしまいがちです。
しかし、ホームズの振り返りシートに並ぶ言葉に、そういった類の言葉は一切ありません。
- 今までのテストと比べて、特に意識したことや、工夫したことはありますか
- 今回のテストに関して、自分のことを可能な限り褒めてください
- 次のテストに向けての、行動面での目標と点数面での目標及び戦略を教えてください
自分ができた!うまくいった!!と思える部分を探し出し、承認し、次に活かすためにこの振り返りシートがあるのです。
中間テストと期末テストは大体1ヶ月しか空いていません。
つまり、中間テストが手元に返ってくるころには、期末テスト1ヶ月前になります。
中間テストの結果を見て、期末テストに向けて戦略の練り直しを行うことができます。
「このテストで上手くいったことは、是非次にも活かそう。悔しい思いをしたところは、次のテストでリベンジしよう!」
そして、自分の行動とテストの結果という因果関係を意識した上で、次の戦略を立てていくのです。
この取り組みは、ビジネスの現場でも取り入れられているPDCAサイクルに非常に似ています。
定期テストという、努力と結果の因果が明確なものを使いながら、
- 自分の目標に必要な勉強を考える力
- 行った勉強と結果の因果を知る力
- 次の目標に向けて改善する力
を身につけて、自分で課題を考え、自分で解決できる力を養ってほしいと思っています。